5月13日は
メイストームデー(May Storm Day)です。
直訳すると「5月の嵐の日」ですが
メイストームデーは
気象の自然界のことではなく、
人間界に吹く、嵐となるかも!?といった日のことで
「別れ話を切り出すのに最適な日」と制定されている
日本の記念日になります。
メイストーム
メイストームは
季節の変わり目にあたる
4月後半から5月にかけて
主に
温帯低気圧の急速な発達により大風が吹く気象現象の事を
メイストーム(5月の嵐)
別名「春の嵐」といいます。
メイストームは和製英語で
1954 年(昭和29年)5月10日、
北海道近海で
大量の漁船遭難を出した低気圧に端を発し
昭和30年代に入りこの言葉が生まれ
5月の暴風雨をもたらす低気圧を指す用語となりました。
5月に発生する爆弾低気圧のことです。
八十八夜の別れ霜
「八十八夜」は、
立春(2月4日ごろ)から数えて
88日目(5月2日頃)を指します。
八十八夜の別れ霜
(はちじゅうはちやのわかれじも)は、
春、遅くなってから降りる霜のことで
八十八夜の頃に降りる最後の霜です。
この「最後に降りる霜」のことを「別れ霜」といい
または
「名残(なごり)の霜」
「忘れ霜」
「泣き霜」などともいい
これ以後、霜は降りないと言います。
地方によっては気候に差がありますから
八十八夜を基準にして
実作業を行っているとは必ずしも言えませんが
霜の降りる季節も終わりになる頃ということで、
農作業を行ううえで特に重要視されてた日です。
急に気温が下がって遅霜(晩霜)が降れば
農作物に被害を与えますから
気候の安定は
農耕にとって非常に重要な要素であったため
「八十八夜の別れ霜」は
暖かくなったからといって油断してはいけないと
霜対策に対して
更に警戒し注意を促すために生まれた言葉です。
八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになり、
天候が安定することから最良の時期になり
「八十八夜」を目安日として
農業や漁業など本格的に作業にとりかかりました。
立春から数えて八十八日目
旧暦では1年の決まった行事や日取が
毎年同じ月日にはならなかったため
「立春(太陽の位置で決まる)から数えて〇〇日目」という
方式で表現することが一般的でした。
農耕上大切な日とされていた
八十八というのは
「八」「十」「八」と3つの字を組み合わせると
「米」という文字になるところに由来しています。
八十八夜の数日後には「立夏(5月6日頃)」になり
「夏の準備を始める目安」にもなっていて
春から夏に移る節目の日でもありました。
八十八夜の、「夜」は
八十八日目の夜を過ぎれば、
そろそろ霜の心配をしなくてもよい時期だとか
霜は夜から明け方にかけて発生するので
「夜は注意」という意味があったり
十五夜とか月見の対象であったり
夜をもって日にちを数えていた等、様々言われています。
昔の太陰暦(旧暦)は、
29日半周期で満ち欠けをする月齢基準の暦です。
月が基準なので
八十八「日」ではなく八十八「夜」になります。
月の満ち欠けの平均は約29.53日周期ですから
29.53×3=88.59となり
立春の月の形から
3回目の同じ月の形の夜が「88.59夜」となります。
つまり
立春から3回目の88夜の月の形は
立春の月の形と同じだということです。
月の形から
そろそろ八十八夜であると認識できたことになります。
メイストームデー
愛の告白ともいえるバレンタインデー
その1ヵ月後
アンサーデーとしてのホワイトデー
そしてその1ヵ月後
お互いの愛や絆を確かめるオレンジデー
そのまた1ヵ月後
待ち構えていたのがメイストームデー。
メイストームデー(May Storm Day)は
「八十八夜の別れ霜」の言葉にちなみ
バレンタインデーから88日後の
5月13日に
「恋人に別れ話を切り出すのに最適な日」と
定められた記念日です。
「八十八夜の別れ霜」の言葉にちなんでいうことで
立春から「八十八夜の別れ霜」という言葉に
バレンタインデーから「88日後の別れ話」をかけてが
由来らしきものに相当します、かもです。
メイストーム(5月の嵐)は、
もともと日本の気象用語であり
語呂合わせにちなむものでもなく
別れ話を切り出す、余り目出度くない特異な記念日で
はっきりとした起源はわかりません。
はっきりとしているのは
・八十八夜は
「立春から数えて88日目の日(87日後)」に対し
メイストームデーは
バレンタインデーから88日後ですから89日目の日で
1日のずれが生じてしまっています。
・閏年では、5月12日になるはずですが
メイストームデーは、
閏年でも5月13日で固定されています。
(閏年:バレンタインデーから90日目)
・月の満ち欠けで言えば
バレンタインデーとメイストームデーは
88日(89日)の3周期の期間で
月の満ち欠け具合は同じ月の形となります。
で、この日を境に
農家で言うなら
この時期を乗り越えれば収穫が待っている。
恋人で言うなら
この日を乗り切れば、
6月12日には愛情を深める日の
「恋人の日」が待っている・・・
と、いずれにしても重要な節目になる日です・・・ね。
恋愛と言うのはリズムがあって
倦怠期や安定期など
3ヶ月周期で変化が訪れると言われています。
最後に・月の満ち欠け
メイストームデーは
「別れる日」ではなく
「別れ話を切り出す日」です。
自然界では
春の終わりを告げるような日ですが
この日が余り一般に定着していないのは(定かではありませんが)
むしろ良き事なのかとも思います。
話はそれますが
女性の月経周期の平均は
29.5日で月齢の一周期と同じですから
月の満ち欠けの影響(月の影響)を
受けていると言われています。
「新月」は「満ちていく月の期間(吸収)」
「満月」は「欠けていく月の期間(放出)」です。
女性だけでなく男性も
月の満ち欠けのリズムを意識して暮らし始めると
生活を快適にしてくれると考えられています。
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