再び話題の
ビックリ画像です。
ひと時前にもありましたね。
ネガ画像を見ていると
ポジ画像に見えるという現象。
その画像を貼りますので
あらかじめ
白い画面や白い紙、
白い壁、白い背景など
画像を見てから、すぐ目を移せる
環境を整えておいて下さい。
30秒ぐらい見つめて下さい
では、我慢して
下の画像の
鼻にある三原色の点を
30秒ぐらいカウントして見つめたら、
すぐに
真っ白な壁などに目を移して下さいね。
または
手元に白い紙を用意しておいて下さい。
via.PetaPixel・eject ・Rob Sheridan
ポジに見えましたか?
おもしろい残像効果ですね。
また、
カラーで浮かび上がるのも不思議ですね。
画像が小さいと
見えずらい場合があります。
このような色錯覚現象の
残像効果(ざんぞうこうか)は、
フラッシュなどや眩しい光を見たとき、
その光から目をそらした後も、
「光の形が残って見える」
そのような現象のことです。
その、ぼんやり見える残像を
補色残像(ほしょくざんぞう)と言い
ある色をしばらく見続けた後に
視界をすぐに白い背景に移すと
補色が、残像として浮かび上がってくる現象です。
さらに、
補色残像で現れた色を、心理補色と言います。
補色とは
色を円形状に表した色相環(color circle)で
対角線上に位置する反対の色。
心理補色の色は
赤なら青緑、
緑なら赤紫、
青なら黄。
では、
よく知られている、
「赤丸」を見つめてみましょう。
30秒ぐらいカウントして見つめたら
右の黒い点に視線を動かして下さい。
「青緑の丸」が見えましたか?
残像も、
目の動きと一緒に動きますね。
一点に集中して、色を長い時間見ていると
視神経の細胞が疲労しますので
その疲労を、刺激から守ろう
なんとか、和らげようとする働きにより
見ていた色の反対の色を網膜上に作り出す
不思議な仕組みです。
色の認識
見た「物」から発する、光(可視光線)が目に入り
視細胞の働きと脳の伝達により
その「物」の色や形が認識されます。
網膜には、色を識別できる
錐体細胞(すいたいさいぼう)があり
赤・緑・青の光を、波長でとらえる細胞です。
長波長の赤錐体、
中波長の緑錐体、
短波長の青錐体の
3種類(光の3原色)があり
光に別々に反応する視細胞です。
そして、
目の構造仕組みによるものですが
赤錐体と緑錐体が同じ程度なら黄色、
緑錐体と青錐体が同じ程度なら空色、
赤錐体と青錐体が同じ程度なら赤紫、
全ての錐体細胞が同じ程度なら白。
と、普通では
3原色の3波長しか存在しません。
光の吸収する割合によって
色の違いを認識することが出来ます。
ネガとポジ
写真用語で言えば
ネガは陰画、ポジは陽画と言う意味で
カラーと白黒フィルムがあり
それぞれにネガフィルムとポジフィルムがあります。
ネガフィルムは、ネガティブフィルム、
ポジフィルムは、ポジティブフィルムといい
ネガフィルムが一般的(使い捨てカメラなど)で
明るい部分が黒く、暗い部分が白くと逆に記録され
プリントすると明暗が反転した写真になります。
プリントする際に、色や濃度の補正ができることから
写真屋さんや人よって仕上がりに違いが出ます。
ポジフィルムは
スライドフィルムや
リバーサルフィルムとも言われ
できる限り忠実に記録されるため
現像後のフィルムは
見た目と同じ色調になり
補正できる範囲も限られ
撮影時の適切な露出や技術が求められます。
今の時代では
元のネガがあれば
それを直接デジタル化した方が
美しい画像に仕上がります。
感想と注意
トリックアートのような
3D的に見えるポピュラーなものや
自分の影をじっと見つめて空を見上げる・・・
など、
懐かしい古くからあるものまで
目の錯覚や盲点など利用した不思議なものが
たくさんあふれていています。
それぞれに
何の錯覚かを伝えたいか、意味がありますし
まだ解明されてない現象も多々あります。
自分で画像加工して
作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
残像については
年齢層や目の疲れなどにより
見える見えないの事象がありますから
病的でない限り問題ありません。
何かの異常が伴う場合や感じられる場合など
気になる方は専門医に相談してください。
集中し過ぎて
目が疲れない程度にしておきましょう。
大切な不可思議な目ですから。
錯覚は
不思議と感動をもたらす面もありますが
くれぐれも
気を付けたい錯覚があり
見間違い、人違い、勘違いなど
誰しもある事ですが
人間関係を築く上では
大切な事ですから十分注意してください。
補色残像現象は、
ゲーテの「ある経験」から発見されたと言われています。
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