生活

【2-6-2の法則】人間関係にもう悩まない!自分らしく生きるために

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2-6-2の法則、

これは世の中の一種の摂理を表している数字です。

悩んでばかりいられないのが現実問題であり

人間関係の問題は答えのない問題であるため

人間関係の悩みに直面したら

2-6-2の法則を思い出して

割り切って考えてみると

悩みを解決する手がかりになるかもしれません。

働き蟻(アリ)の法則

働きアリの法則は

2-6-2の法則とも言われるもので

働きアリを観察することで確認された割合です。

また、

働き蜂(バチ)も同様で「働き蜂の法則」とも言われます。

働きアリのコロニーでは

 よく働いているアリ2割、

 普通に働いている(時々サボっている)アリ6割、

 働かない(ずっとサボっている)アリ2割と

 自然に2:6:2の割合になるといいます。

例えば

〇よく働いているアリ2割を取り除くと

 残りの8割の中から2割がよく働くアリになり、

 全体として、また2:6:2の分担に再構成されます。

〇よく働いているアリだけを集めると

 一部がサボりはじめ、やはり2:6:2の割合になります。

〇サボっているアリだけを集めると

 一部が働きだし、やはり2:6:2の割合になります。

すべてのアリが一斉に働き始めるとどうなるか?

一時的に仕事の処理能力はアップしますが、

同時に全てのアリに疲労が蓄積され疲れて休むため

仕事が滞って維持することが困難となり、

最終的には仕事が滞って

コロニーを存続できなくなることが確認されています。

アリも生物なわけですから働けば疲れを感じ

アリは

目の前に仕事が現れた時に働き始め

次の仕事が現れた時には次のアリが働くと言う形で

「一生懸命働いているアリ」が疲れて休むと

「働かないアリ」が代わりに働き始めます。

中には一生ずっと働かないアリもいますが

「働かないアリ」が疲労したアリをカバーすることで、

常に仕事の処理が一定に保つことが出来て

そして、

むしろこの効率の悪いシステムこそが

コロニーの長期存続には必要だということが解明されました。

つまり、

働かない「働きアリ」は

予備の労働力として重要な役割を担っているわけです。

2-6-2の法則

2-6-2の法則とは

「働きアリの法則」と同じで

アリやハチの社会のみならず

人間社会の構造にもこの法則が当てはまります。

人数等には関係なくどのような組織や集団であっても

自然発生的に「2:6:2」の割合になるという

実生活上の経験から生まれた「経験則」です。

〇上位2割(優秀な人)

 収益や実績・生産性が高く積極性に優れた優秀グループ

〇中位6割(普通の人)

 上位にも下位にも属さない平均グループ

〇下位2割(あまり働かない人)

 収益や実績・生産性が低く積極性に劣っているグループ

言い換えれば

 上位2割の人は、会社を引っ張り

  他人の給料分まで稼ぐ人

 中位6割の人は、会社を支え

  自分の給料分を稼ぐ人

 下位2割の人は、会社にぶら下がり

  他人が稼いだ給料分で給料をもらっている人

「働きアリの法則」と同じ内容になりますが

上位の「優秀な人(働く人)2割」が居なくなっても

下位の「あまり働かない人2割」を排除したところで

残りの8割の中から

新たな2割が発生し2:6:2の割合になります。

優秀な働く人ばかりで粒よりの集団を作った場合

すごい勢いで仕事をこなし、効率はいいとしても

全員が働き者であるため

疲れて疲弊する時も一瞬であり

やはり時間とともに

6割は普通で2割が怠け者の2-6-2に形成され

働く人ばかりの集団では

控えめになり働かなくなる人が出てきます。

あまり働かない人ばかりを集めた場合でも

その中の2割の人が自発的に活動を始め出し、

6割の人は、それにつられて働き始め2-6-2が形成されます。

組織や集団構成は

新しい組織再編があっても

2:6:2の割合で繰り返されるものになり

それでいて

バランスがとれた普遍的な割合を示した法則の話であって

上位の優秀グループの2割が良いとか

下位の劣っているグループの2割が悪いとか

人間の優秀さをレベル分けしたものではありません。

人間の組織や集団中で

「怠ける2割」は、

目に付くので不満を抱くかもしれませんが

その中には

「働きたくないから働かない」のではなく

やろうと思っても一歩が踏み出せなかったり

何からやろうかと迷っているうちに、

上位の優秀者に

先に働かれる為「働けない(やる事がない)」という人もいるし

「怠け者」とか「できない人」とかではなく

自らのポジションや適性(能力)に対するマッチングの問題や

モチベーションの度合、仕事量に影響している人もいます。

常にフルパワーで働き続けなければならない時

組織は

必ず疲れて動けなくなる時が来ます。

その時

労働力不足により業務が滞りますから

その事態を回避するため

緊急対応に待機組が始動する構図が自然と成り立つわけで

残りの2割の

余力を残している「あまり働かない者」の助けが入ることによって

組織は全体として緊急の事態に備えられると考えられれば

実は

怠け者は決してムダな存在ではなくて、

組織全体を見た場合には必要な存在だということ

この下位の2割の人の役割は大きいということです。

企業側

しかしながら

下位の2割を放置しておくと組織が壊れる恐れがあるのは

組織が統一されていないことや

秩序が保たれなくなっているからです。

2-6-2の法則があるということを前提に

「個性豊かな社員をどう活用していくか」

「課題は何なのか、何が出来るのか」

「どのように対策していくか」等を考え

社員の中に

「会社に大切にされている」という実感があれば

社員のモチベーションが上がり成長できると思います。

従業員側

本当にやる気のない働かない人は論外ですが

努力と報酬の間には不均衡があり

人は決められた報酬(給料)の中で、

自ら最小限の労力で済ませようと調整する習性があるため

集団になると他のメンバーにただ乗りして

行動を起こさずに手を抜いてしまうような

結局は

やる気のない社員ばかりが増えるのは

組織の管理体制の問題もありますが

従業員の仕事に対する資質や意欲の問題でもあります。

自分がやらなくても他の人が補ってくれている会社の体質が

怠け者の2割を発生させる大きな要因とも言える訳です。

「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう。」というのは

集団になると行動を起こさずに傍観者になる集団心理です。

「誰かがやるだろう。」と思ったら

「誰もやらない。」ということを知り

気付いたあなたが進んでやってみて下さい。

あなた1人の行動が

もうひとり、もうひとり…と動き出すのだ、と信じましょう・・・

組織や集団が持つ独特の特徴の

2-6-2の法則から教えてくれることは

自然界が教えてくれた本質であり

多彩な能力、秘められた能力はそこから発揮され

自分たちは常に必要だという事です。

人間関係

人間関係も同様

「2-6-2の法則」が当てはまります。

この「2-6-2の法則」の起源は諸説ありますが、

松下幸之助さんが提唱したともいわれています。

 
 世の中には、

 あなたの事が嫌いな2割の人

 あなたの事がどうでもいい6割の人

 あなたの事が好きな2割の人

 そして殆どの人は、あなたが嫌いな2割の人を意識しすぎている。

 それによって、

 自分らしさが出せていない人が、あまりにも多すぎる。

 と、人間関係について語ったと言われています。

あなたの周りに

あなたと相性が悪い人は何人いますか?

「嫌い」という言葉の響きが悪いだけであって

「あの人とは合わない」と言ってるのは

言い換えれれば「あの人は嫌い」であり

基本的に

その相手のあの人も、あなたの事が嫌いなわけです。

私達は誰しも

「人に嫌われたくない」とか

「人に好かれたい」とか

「認められたい」とか

「愛されていたい」という気持ちを、

多かれ少なかれ当たり前に持っているものです。

そして

社会のルールをきちんと守り迷惑をかけないよう

出来れば「良い人でいよう。」と努力をすることは

人間社会を円滑に生きていく上で、ある程度は必要なことです。

しかし、

必ずしも「全員」に

「好かれなければならない

 良い人でいなければならない」ものなのでしょうか?

「嫌われてるから」と

その人の顔色をうかがって取り持ったところで

一時的に良さそうな成り行きにしか過ぎません。

みんなにとって良い人でいようとすると、

みんなの顔色をうかがって行動するようになり、

最終的には

自分の本心を誰にも言えなくなり

人間関係に疲れて生きにくさを覚え心を病んでしまいます。

過剰に人の目を気にしたり人の言葉を気にしたり

嫌われないように意識し過ぎるということは

自分を押し殺してしまうために、

発言や行動を控えてしまうことになり

自分らしさが出せなくなります。

自分らしさが出せないということは

自分が自分でない事であり

本来自分の持っている個性が失われ

人としての魅力が無くなってしまうことになります。

1日の大半を過ごす職場は

他人同士の集団の中です。

生まれ育った土地も

生きてきた年代も境遇も環境も何もかも違って

仕事に対する姿勢や立場も価値観も様々な人たちの中で

自分と合わない人間がたくさんいて当たり前ですから

自分のためにも、そして相手のためにも

割り切った付き合いをするべきです。

中には、

好かれる事自体が嫌いという人も存在するのですから

全員から好かれたり、理解してもらえるのは

不可能だということを知り

時には諦め、割り切ることが大切だということです。

なぜなら

人間関係における2-6-2の法則というのは

つまり、

正論を言っても反対の意見を持つ人や

いくら我慢を重ねても

どんなに品行方正にしていても

どんな生き方をしたとしても

どんな行動をしたとしても

決してわかり合えない人達となる

あなたを嫌いな人が必ず2割はいるということです。

しいては

相手にとっても同じことだっていうことです。

しかし

万人に愛されることは不可能なわけですが

嫌われないように良い人を演じるより、

あなたらしく生きているだけで

どんな生き方をしていても

どんな行動をしたとしても

あなたを好いてくれている人もまた、必ず2割はいるのです。

ここに視点や思考を向けて

あなたが本当に大切だと思える人さえそばにいれば、

それで良いのではないでしょうか?

ですから

人はみんな

相性の合う合わない、好き嫌いがあって当然であり

「好かれてるかな? 嫌われてるかな?」なんて

意識を向けるのは時間も労力ももったいないことなんです。

時間や労力は

自分のため、好いてくれている人のために使い

いちいち気にせず、

成り行きを自然なこととして受けいれ

普通にしていれば良いだけです。

礼儀を欠かさない態度を貫けば、

それ以上に関係が悪化することはないでしょう。

共同体感覚

人間関係において

どうしてもみんなと仲良くしたいと思うなら

共同体感覚を高めることです。

詳しくは割愛させて頂きますが

共同体感覚とは

「人が全体の一部であること」

「全体とともに生きていることを実感すること」

そういった感覚を指します。

共同体は

家族から国家、宇宙にまで話は及びます。

他人を敵ではなく仲間としてみることが大切で

どんな相手にでも

敬意を払い尊重しいつも他者と結びついて

共同体に貢献することを考えるというものです。

人が共同体なしに生きていくのが困難であること

つまり

人間は一人では生きてはいけないということです。

生きる喜びや幸福は

他者との関係から得るこが出来るという理想社会です。

最後に

相手の欠点ではなく、長所を見つけるということも

人間関係においては大切なことだと思います。

限られた人生で出会う人々に捕らわれることなく

今日という時間は永遠に戻ってきませんので

いつも自分らしく生きてみましょう。

心の司令塔は脳です。

「自分の良いところは?」って思うと

脳が良いところを見つけ出してくれます。

2-6-2の法則に似た

「パレートの法則」がありますが、またの機会に・・・

最後までお読み頂きありがとうございました。

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