こんにちは(こんばんは)!
今回ご紹介するのは「切り剣 Masayo」さんこと!福田 理代(ふくだ まさよ)さん。
本業は会社員で趣味の切り絵が高じて、2017年にメディア、SNS等で注目されてから、切り絵と向き合い精力的に活動をしています。
ZIP!・めざましテレビ・ヒルナンデス・Nスタ・ぶらり途中下車の旅などに出演、数々の作品展を開催し海外メディアにも紹介されています。
出典:Instagram
デザインナイフ1本でレース編みのような美しく超繊細さで存在感・立体感・躍動感あふれる切り絵を作り出す魅惑の感動の世界。
そんな福田 理代(ふくだ まさよ)さんの経歴や家族、生命を吹き込む切り絵の新世界となる切るだけでどこまでの表現されているのか探っていきたいと思います。
福田理代さんの経歴
福田 理代(ふくだ まさよ)
生年月日:1973年10月26
(47歳:2021年3月現在)
出身:千葉県
住居:千葉県鎌ケ谷市在中
職業:会社員
1994年
美術系短期大学業
趣味:けん玉・鉱物収集、家には約800個もの鉱物があり眺めるのが好き。もう一つの趣味は「切り絵」ですがその範囲は超えてしまいました。
現在、「切り剣 Masayo」こと独学で切り絵創作家として活動中。
小さな頃から手先を動かすことが好きで、漫画の模写をしたり絵を描いたりすることが好きでした。
高校生の時、愛鳥週間ポスターコンクールで千葉県知事賞を2年連続で受賞。
そんな1991年の高校生の頃、友人への誕生日に渡すメッセージカードに普通では物足りないとハート形にカットした事が「切り絵」を始めるきっかけです。
その後も、メッセージカードを渡す度に色々な切り絵に挑戦しながら美大で画力を学びます。
出典:times.abema
1993年、卒業の制作作品では切り絵を手掛け「鳳凰」と名付け1994年卒業。
就職活動の際面接で、手先の器用さをアピールするために作品を披露し時計修理の会社に就職。昼間は会社員として働き、その合間に趣味として独学で「切り絵」の創作活動を続けます。
以来、1999年から「福田理代 切り絵展」を約2年毎位に開催しています。
2001年、20年前位からは鉛筆画にハマり切り絵を続ける傍ら、オードリー・ヘップバーンなど鉛筆画で描いていますが鉛筆画の才能も見事です。
出典:times.abema
2017年、切り絵の「King of Herrings /リュウグウノツカイ」でテレビや雑誌で話題となります。
2019年、代表作となる「Octopus / 海蛸子」を完成させTwitterで切り絵を公開したら大反響、生涯をかけ切り絵に命を吹き込もうと「切り剣 Masayo」こと福田理代さんは躍進中です。
福田理代さんの夫が支えた家族と切り剣 Masayo
福田 理代さんの家族は、旦那様と息子さんの三人家族です。
息子さんは2018年「藤原一生杯 世界けん玉道選手権大会」で優勝した「福田瑛(あきら)」君です。家族三人でハマっている趣味が「けん玉」で福田 理代さんのけん玉のレベルは「1級」。
もう、おわかりですね。「切り剣」の由来は「切り絵」と「けん玉」をつなげた言葉です。
旦那様は「福田 一(はじめ)」さん。磯釣りが好きで、磯の王者「石鯛」を狙っているようです。平日は、食事を中心とした家事全般を担当して、理代さんの活動を支えています。
福田 理代さんが夢中過ぎて時間を忘れると「そろそろやめたら」って止めてくれたり、とても協力的な旦那様で切り絵の期日が迫っていたりすると、ほぼ全て家事をやっているので
旦那様の協力無くしては出来ないのですが2019年9月、残念ななことにこの世を去ってしまいました。
福田理代さん、新作の「孔雀」作成中のことであり完成された「孔雀」を旦那様は見ていないと思われますが、2020年2月21日発売された「切り剣 福田理代 切り絵作品集」は、最も身近な存在で理代さんのファンであった亡き夫に捧げられたと言える一冊です。
「切り絵講座」では初心者でも始められそうな切り絵を動画で紹介しています。
※音が出ますので音量に注意して下さい
出典:切り剣流!Masayo Fukuda
福田理代の超繊細切り絵は感動の新世界!
切福田理代さんは切り絵として独学で習得し、趣味として創作活動を続けてきましたがもはや創作家として歩んでいます。
出典:Instagram
ストレス解消が切り絵で紙を切り始めるとリフレッシュ出来て、切っている最中が楽しくて
一番幸福を感じると言います。
協力的だった旦那様に支えられながらの日々でしたが、もう旦那様はいないのでワークスタイルは変わったかもしれませんが、以前の会社員と創作家と二足のわらじで取り組む1日の生活は仕事と寝る時間を除き、ほぼ全ての時間を切り絵の創作に費やしていました。
仕事から帰宅し旦那様に協力してもらい、早い時間に寝かせてもらって夜中の2時半頃に起きて、朝方6時半頃の出勤直前まで作業していました。
福田 理代さんの基本道具は、シャーペン(0.5mm芯)、紙(主にタント紙)、デザインカッター(NTカッターD-400)、替え刃(30°)、カッターマット(オルファ)、ペンライト(手元を照らす)のみで作品によってはプラスチックの下敷き使用。
作品はA3~A4がメインで当初は、一般的な切り絵でしたが細い線が上手く表現出来ませんでした。
そこで紙の裏にシャープペンで下書きをして用紙に書いた下絵の線にそって、細くさらに細くと線の太さと細さのコントラストを考え、レースのような仕上がり模様は紙の最も細い線では、わずか0.2ミリ。
福田 理代さんの作品のモチーフには、海洋生物のモチーフが多くその多くを手掛けてきた結果、鱗(うろこ)を機械的な模様で表現する技法にたどり着き奥行きや立体感、生命感あふれる独自の切り絵のスタイルを確立。
細かく切るだけなら誰でもできると思うでしょうけど、福田 理代さんの場合は試行錯誤に計算された独自の切り絵で一番重要なのは、「下書き」です。
下書き
仕上がり
出典:Instagram
紙の裏に下書きをするため、完成品は左右逆になりますから全体のバランスを計算しながら
立体感を表現するのが尚更難しいようです。
シャープペンで下書きしてカッターで切り抜くだけの地道な作業を何十日も重ねながら渾身の超繊細な切り絵の新世界を毎晩夢見ながらも生み出しています。
福田理代さんのもう少し知りたいこと
福田理代さん、小さな頃から手先を動かすことや絵を描いたりすることが好きで「切り絵」に興味を持つようになりました。
家庭を持ち仕事と家事の合間に切り絵の作品づくりに勤しみ、非常に残念ですが一番の理解者が去り一人立ちの時が訪れ、切り剣 Masayoこと福田理代さんの今後が気に掛かりますが
紙は途切れていません。
福田理代さんの経歴や家族の事、独自の切り絵のスタイルを確立し立体感、生命観あふれる切り絵の超繊細な新世界の話でした。
裏面の下書きに沿って一枚の紙を気の遠くなるような無限に切り抜いて描く世界の中で、美しく繊細でありながら存在感、立体感を表現し、そして驚きと感動を与えてくれる福田理代さんの切り絵の無限の可能性を感じ今後ますます注目されることでしょう。
作品は購入できる?
オンラインショップがあります!
私的に少し高価と思えますが、版画と言えど最新の版画の技術を駆使しオリジナル紙に版画を施しますので、非常に耐久性が高いものとなり100年以上も色落ちしたりすることがありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント